今日は少しだけ、仕事モードで書きます。
よく「報告・連絡・相談(ホウレンソウ)」って言いますが、考えれば考えるほど難しく思えてしまうんです。
「どこまで報告したら良い?」「どんなことがあったら、お休み中でも連絡するべき?」
相談って一言で言っても、「ふと思った時?」それとも「自分の中でどうにもならなくなったら?」と考え始めると、なかなか答えに辿り着きません。
なぜなら、私自身が連絡を受けておらず「え、それ聞いてないんだけど…?」と思うこともあれば、休みの日などに連絡を受けた時に「それ、明日でも良くない?」と思ってしまうことも。
でも、それを言ってしまったら、部下の口が重くなる…。
ビジネス書の理論も大切だとは思うのですが、現場では理屈通りにいかないことがほとんどです。
締めの時間ギリギリで忙しい時間に「ちょっといいですか?」と声をかけられるのは正直困る時もあるし、部下も私の顔色を伺って、悪い報告ほどギリギリまで自分で対処しようとしてしまいます。
私が実際に現場で気づいたのは、「大事な話」をしてもらうには、「どうでもいいような話」が8割必要だということです。
仕事の話が「2割」でいい理由
いきなり、どうでもいい話をペラペラしだすのも、かえって警戒されてしまいそうだったので、まずは、私に対する「壁」を壊すことから始めてみました。
沈黙は「威圧」に感じてしまう
私が黙々と作業をしていると、本人(私)は集中しているだけなのに、周りからすると「機嫌が悪い?」「今は話しかけるなオーラか?」という、近づいてはいけない高い壁に見えているらしいんです。
実際に、ふと目があった時に何か言いたげな表情をしていたので、「どうした?」と聞いたら「後で大丈夫です。」と言われたこともあります。
この壁がある状態で、「さあ、何でも相談して」と言ってもうまくいかないですよね。周りは常に私のことを「自分をジャッジする存在」として警戒しているんですから…。
雑談は準備運動として必要なこと
いきなり激しい運動ができない(しない方がいい)のと同じで、部下たちの心も準備運動が必要です。
朝イチでいきなり「あの件どうなった?」と聞くのは、寝起きでダッシュさせるようなもの。
8割のどうでもいいと思われるような雑談で準備運動をしておくからこそ、残りの2割で「そういえば……」がスムーズに引き出せるんです。
私から仕掛けた「本気の遊び」
私への壁を壊そう、と思ったものの、年代も性別もバラバラな部下たちに、最初は何を話せばいいのかわかりませんでした。そこで私は、心の準備運動として、仕事としても役に立つであろう「遊び」を仕掛けることにしました。
レジ速さ対決と絵心チェック
手始めに「私より早くレジ打ちできたらお菓子!」と煽ってみたのですが、私に挑戦を挑んでくるスタッフはおらず(笑)。
じゃぁ、コレにしよう!と、プレゼン資料、宣伝のチラシやPOPなどの作成を口実に「記憶だけでお題の絵を描く」という対決で、誰が一番画伯なのかを競ってみました。
スキルアップは建前で、本音は「店長も一緒に遊ぶ人」という認識を持ってもらい、心理的な距離を縮ませることが目的です。※結果、絵心は私を含め皆、笑えるほど同レベルでした(笑)

TikTokのクイズで「なんで〜?」と笑い合う時間
最近驚いたのは、SNSで流行っていた計算クイズ「150-93+7」。
うちのスタッフに抜き打ちで解いてもらったら、私を含めた数人以外、ほとんどのスタッフが「50!」とドヤ顔で答えたんです(正解は64)。
「なんで〜?ダメだこりゃ〜」と笑い合っているその時は、上司と部下の上下関係は消え、対等な「仲間」になっていました。この「笑い」があったからこそ、いまでは忙しい時でも「ちょっとトラブルです!」と即座に声が上がる関係性が作れたのだと思います。
オンオフの切り替えができるようにする
私は、「仕事のメリハリをつける」ために、ふざける時はふざけます。
仕事場でのモットーは、「やるときは、やる」。
言葉にすると、とても当たり前のことのように見えますが、スタッフ全員でそれができたら、素晴らしい店になると思いませんか?
なので、まず私自身が、オンオフをスタッフに分かるように切り替えています。
お客様がいない時「オフ」でいい
もちろん、店内にお客様がいる時は全員「仕事モード」です。でも、お客様がいない時やバックヤードでは、笑い声が聞こえるくらいでいいと思っています。
自らがふざけて「今は抜いていい時間だよ」と許可を出すと、スタッフが長時間緊張しっぱなしになるのを防げるんです。
気配を感じた瞬間に「仕事モード」へ
涙が出るくらい笑っていても、お客様の気配がしたら一瞬で「オン」に切り替わる。このメリハリがきちんとできれば、スタッフが無駄に疲れることなく、店内の雰囲気も良くなります。
「無意識」に報告している環境を作る方法
最後に目指すべきは、「報告のハードル」を下げて、スタッフが無意識に話している事が、実は報告になっている、という環境を作ります。
ゴールは「報告」ではなく「ガス抜き」
私は、「報告しろ」と強制する空気ではなく、「何でも喋っていい空気」を目指しています。8割の雑談で日頃から「ガス抜き」ができていれば、間違ってしまったり、迷った時も「そういえば…」とポロッと出てくるようになります。
実際、雑談をしている中で、本来であれば報告した方が良い事柄が出てきたり、何かの話がきっかけで「そういえばさっき、ちょっとミスっちゃいまして…」と軽いトーンで話してきてくれるようになりました。
まとめ
「ちゃんと報告して!」と言うより、まずは一緒に笑うことが大事だと私は思います。8割のどうでもいい雑談が、2割の「言いづらい報告」を無意識に引き出せる準備運動になります。
私の役目は、大きなミスになる前に回収すること。会議室やバックヤードで面談を重ねるよりも、日常の雑談の方が結果的に現場を救う。これが私のたどり着いた結論です。
まずは明日、クイズの一つでも出して、自分から「壁」を壊していきましょう。



コメント