「頑張る」と「できる」は違う?仕事でズレる言葉の使い方

白と薄グレーを基調にした水彩風の仕事イラスト。左ではエプロン姿の女性スタッフが「頑張るー!」と笑顔で返事をしており、中央では困った表情の女性が「?」を浮かべて考え込んでいる。右側にはPOPがない発売日売り場とエラー表示のスマホが描かれ、「頑張る」と「できる」のズレを表現している。中央には「『頑張る』と『できる』は違う?」という大きな文字が配置されている。 仕事のズレ

頑張る」って、いい言葉だと思います。

自分にできるかどうかわからないことや、ちょっと今の自分には難しそうだなということに対して、

やってみようとか、挑戦してみようとか、

そういう気持ちで使う「頑張る」は、とても大事だと思うんです。

だから、その「頑張る」はちゃんと評価したいです。

でも、

仕事の作業で使われる「頑張る」って、ちょっと意味が違う気がするんですよね。

ポップ作成を頼んだときの話

この前、同僚にポップ作成をお願いしたときのことです。

頑張るー

そう返ってきました。

数日後、その商品が発売日になって店を見たら、ポップがありませんでした。

あれ?と思って聞いたら、

アプリでエラー出てできなかったのよ

って。

いや、

早く言えー笑。

なぜ違和感があったのか

頑張る」って言ったじゃん?って思ったんです。

でも、よく考えたら、

頑張るって「やってみる」という意味であって、

できる」という意味ではないんですよね。

頑張ったけどできなかった。

その「頑張った」は、どこまでやったことを指しているんだろう?

その時から、できなかった事実よりも

作業に対して使われる「頑張る」という言葉に違和感が生まれました。

頑張るが成立する場面としない場面

スポーツ売上のような目標の場合、

結果がどうなるかわからないので、

頑張る頑張ったけどダメだった、も成立しますよね。

でも、

仕事の中の作業になると話は別で、

やることが決まっていて、完成形が見えているものに対しては、

頑張る」は少しズレる時があります。

例えば以前、私の定休の日の早朝に、

スタッフが体調不良で休みになった

と連絡が来たことがありました。

今から準備して行くよ

と、伝えたら

大丈夫、休みなんだから休んで。私ワンオペで頑張る!

とも言われました。

でもそのあと、

◯◯さん出れないかなー

と、他の人を探そうとしていたんです。

正直、

“なんのためにそれを言ってきた?”

“休んで、と言うならなぜ連絡してきた?”

と思いました。

もちろん、

状況の報告をしたかったのかもしれません。

でも、

私がそれを聞いてしまったら、

「行く」

と言うのは、わかっていたはずなんです。

来てほしいのか、

一人でやるのか、

そこが曖昧なまま、

頑張る

だけが先に出てしまうと、

結局どうしたいのかが見えなくなることがあります。

仕事の中では、

頑張る」が便利な言葉になりすぎると、

判断まで曖昧にしてしまうこともあるのかもしれません。

本当に頑張ったと言える状態

例えば今回のポップの話で言うと、

アプリが使えなかったのであれば、

エラーが出て使えない」と途中経過を報告することもできますし、

他に方法がないかを、一緒に探すこともできたと思います。

それでも無理だったときに、

できませんでした」になると思うんです。

エラーが出たのでできませんでした」だけだと、

正直、もう少し自分で何かできたのではないか?

と、思ってしまいます。

自分なりに考えて、できることをやって、

もう無理だ」と思うところまでやったのか。

そこが大事だと思ってしまったんですよね。

頑張ると言われたときの受け取り方

このことに気づいてから、仕事での「頑張る」は、

やってみる」という意味で受け取るようにしています。

その代わり、途中の進捗を出してもらうこと、できなさそうであれば早めに言ってもらうこと、

これをセットにしています。

この日までにできなかったら教えてね。私も動かないといけないので

そう一言添えるようになりました。

ただし、毎回

早めに言えばいい

と、思われてしまっても困るので、私も手がいっぱいの時は、

頑張るじゃなくて、やってね

と、先に言うようにしています。

「頑張った」は自分で言うものではない

あと、厳しいかもしれませんが、

頑張った」は自分で言うものではないと思っています。

頑張ったかどうかは、

結果や過程を見て、周りが判断するものですよね。

頑張ったんですけど

そう言われても、何をどこまでやったのかがわからなければ、正直、判断できません。

自分で言うには、少しハードルが低い気がします。

まとめ

頑張る」は、
気持ちとしては大事な言葉です。

でも仕事では、

その言葉だけで判断を曖昧にしないことも、
同じくらい大事なのかもしれません。

頑張るのであれば、

どこまでできているのか、

どういう状況なのか、

そこまでセットで伝えてほしいです。

じゃないと、

大したことないようで、意外と周りへの影響が出やすいと感じています。