私のことを、超高性能AIだと思っているかのような出来事がありました。
問いに対して、考える間もなくすぐに答えろと言われる。
でも間違えるなとも言われる。
正直、むちゃくちゃだなと思いました。
今回は、そんな「できる」と「できない」の基準の違いから起きる、仕事でのズレについて書いてみます。
できるかできないかを求められるとき
「できる?できない?」と、究極の2択を迫られることがありました。
でも、やったことがないことは、想像や憶測でしか答えられません。
それでも、その場で答えを出さなければいけない場面があったんです。
そのときに、じゃあどう答えればいいんだろうと考え始めました。
そもそも、「できる」「できない」の基準って、人それぞれだと思うんです。
一度やったことがあれば「できる」と答える人もいれば、
何度もやって、自分で自信が持てて初めて「できる」と答える人もいる。
そう考えると、同じ「できる」という言葉でも、人によって意味が全然違うと思い始めました。
どう答えても正解にならないとき
「できます」と答えれば、「本当に絶対か?」と再確認されて、急に自信がなくなります。
逆に、
「できません」と答えれば、「やってもいないのに?」と言われ、やる気がないと思われる。
それならと思って、
「できるかどうかやってみないとわかりません」
と答えると、
「できるかできないかを聞いてるんだけど」
と言われる。
じゃあ、
「やってみます」
と答えればいいのかと思うのですが、今度はそれが「できる」という意味で受け取られることもあります。
どの答えを選んでも、結局どこかで違うと言われてしまう。
どう答えても正解にならないなんて、ある意味意地悪じゃないかと思いました。
そもそも、「できる・できない」って言葉って、「やる・やらない」とは違って、確定の答えのように聞こえますが、実際には先のことに対する不確かな言葉だと思うんです。
もちろん、できるかできないかがハッキリわかる事もありますが、仕事の指示としては、あまり使いやすい言葉ではないなと思うようになりました。

昨日と今日で正解が変わる
さらに、日によって基準が変わってしまう人もいます。
昨日はこう言っていたのに、今日はまったく違うことを言う。
白が黒に変わることもあります。
しかもその白黒が、まるで手のひらを返すように、一瞬にして変わってしまうんです。
でも、相手が上司だったりすると、
「昨日は白だって言ってました」と言える雰囲気でない事も多いのではないでしょうか。
そんなとき、私は宇宙人と接しているような気分になりました。

このズレ、会話でもよく起きます。
答えを出しても、無駄になることがある
「できる」と答えてやったことが、無駄になることもありました。
実際には、私に頼んだはずなのに、自分でもやっていたんです。
じゃあ、なんで私に頼んだんだろうと思いました。
もしかしたら、頼んだことを忘れてしまっていたのかもしれません。
それか、私が本当にできるとは思っていなかったのかもしれません。
でもなんだか、無駄な時間を過ごしてしまったような気持ちになりました。
そんなことが何度かあると、AIほどではないにしても、それなりに学習してしまう私は、
何かを頼まれても、きっと自分でもやっているだろうと、少し様子を見るようになりました。
受け取り方と伝え方を考えるようになった
どう答えても正解にならないクイズみたいな問題を出されていると、正直、もうどれが正解でもよくなってきます。
ただ、これも立場が変わってみると、一方的な話ではないとも思いました。
自分が「できる?できない?」を問う側になったとき、
「できます」と断言されたのにできていなかったら、やっぱりダメ出しをしたくなってしまいます。
でも、私にとっての“宇宙人”のおかげで、伝え方を少し変えています。
例えば、仕事を依頼する時に、「今日中にコレをお願いしたいんだけどできそう?」こんな風に聞くことがあります。
ただ、その時に一言、できるかと聞いた意味を伝えるようにしています。
今日中という期限があるから、難しいようだったらフォローするか違う人に頼むというような補足です。
そして、途中で状況が変わったらすぐに伝えてもらえるようにも伝えます。
それは、「できる」と言われていて、後になって「できませんでした」と言われることを防ぐためです。
万が一できなかった時も、ただダメ出しをするのではなく、なぜできなかったのか、どこで詰まってしまったのかを聞く。
そこを共有することで、次に繋げる。
もし「できない」と言われた場合は、じゃあどれならできそうかと相談する。
そんな話ができるようになりました。
まとめ
「できる?できない?」という一見簡単そうな言葉でも、実はとても難しい問いなんだなと気づきました。
それぞれの感覚で、できる・できないの基準も違います。
また、「できる」という言葉は確定のように聞こえますが、実際には未来のことに対する予測や見込みでしかないこともあります。
だからこそ、正解を当てるというよりも、その人に合った伝え方を考えることの方が大事なのかもしれません。
「できる」「できない」という一見単純な言葉でも、人によって基準は違います。
そして、そのズレに気づかないまま問いかけると、お互いに振り回されてしまうこともあります。
これは、仕事で相手に何かを依頼したり、進捗を確認したりするときの一つの考え方なのかもしれません。


