ファミリーマートの「ワーキングネーム」という言葉を見て、「そもそも何?」「何が変わるの?」「本名じゃダメなの?」と気になった人もいるのではないでしょうか。
ワーキングネームとは、働いているときに使用する専用の名前のことです。
ファミリーマートでは、本名とは別の名前を仕事中の名札に表示することができます。ただし、ワーキングネームが使えるようになったからといって、本名の名札が禁止されたわけではありません。
この記事で分かること
- ワーキングネームとは何か
- 本名ではなくてもいいのか
- なぜワーキングネームを使うのか
- 実際の店舗で使うとどうなるのか
特に気になるところはこちら
ここからは、ワーキングネームの意味や本名との違い、使う理由を順番に整理し、実際の店舗で使って分かったことも紹介します。
ファミマのワーキングネームとは?
ファミリーマートでは、仕事中に使用する専用の名前として「ワーキングネーム」を使うことができます。
本名そのものを変更するわけではなく、仕事中の名札などに表示する名前を別にする仕組みです。たとえば、本名の名字が「山田」でも、仕事中は「佐藤」というワーキングネームを使う、といった形です。
つまり、「仕事中に使う名前」と「本名」を分けられるのがワーキングネームです。

ワーキングネームを使うと何が変わるの?
一番分かりやすい変化は、接客するときに本名をそのまま名札へ表示しなくてもよくなることです。
ワーキングネームを使えば、お客様から見える名札には仕事中の名前が表示されます。一方、店舗側では誰がそのワーキングネームを使っているのかを把握できるため、「誰が働いているのか分からなくなる」といったことはありません。
スタッフとして確認できる状態を保ちながら、本名を必要以上に公開せずに接客できるようになる、というのが大きな違いです。
本名じゃダメなの?
ワーキングネームは強制ではないので本名が使えなくなったわけではありません。
ファミリーマートの公式案内では、ワーキングネームだけでなく、本名も選択可能とされています。
つまり、「ワーキングネームが導入された=全員が本名以外の名前に変えなければいけない」ということではないんです。
ファミマのワーキングネームはいつから?
ワーキングネームが最近注目されていますが、本名以外の名字を名札に使える運用自体は以前から始まっていました。
2024年5月下旬から、ファミリーマートでは本名ではない名字を、ひらがなやカタカナで名札に表示できるようになったと報じられています。当時は、実施するかどうかは加盟店側の判断とされていました。
その後、2026年の新しい身だしなみ基準「ファミマコーデ」でも、ワーキングネームの選択が改めて打ち出されています。
そのため、2026年になって初めて本名以外の名札が使えるようになったわけではなく、実際に私が働く店舗では以前から希望者にはワーキングネームを使用していました。
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なぜワーキングネームを使うの?
本名の名札も使えるのであれば、「なぜわざわざワーキングネームを使うの?」という疑問も出てきます。
理由の一つが、スタッフのプライバシーを守り、安心して働きやすい環境をつくることです。
コンビニでは、毎日、不特定多数のお客様と接します。名札に本名を表示していれば、スタッフ本人が希望していなくても、多くの人に本名を知られることになります。
2024年に本名以外の名字を使える運用が始まった際には、店舗従業員からの要望や働きやすい環境づくり、カスタマーハラスメントへの対応などが背景として挙げられています。
つまりワーキングネームには、本名を必要以上に公開せずに働けるようにし、スタッフを守る意味もあるということです。
ワーキングネームは好きな名前を使える?
「本名じゃなくていいなら、好きな名前を何でも付けられるの?」という点も気になるところです。
ファミリーマートの現在の案内では、ワーキングネームを「働いているときに使用する専用の名前」としていますが、公開されている情報だけでは、どこまで自由に名前を設定できるのかという細かな条件までは確認できません。
そのため、「どんな名前でも自由に使える」とまでは言い切れません。
私が働く店舗では、何でも好きな名前にするのではなく、仕事中に使っても違和感の少ない名字をワーキングネームとして使っています。
冗談のような名前ではなく、お客様から呼ばれても不自然ではない名字を使うという考え方です。これはファミリーマート全店共通の細かな命名ルールではなく、あくまで一つの店舗での運用例です。
また、ワーキングネームは、ほかのスタッフの本名と重ならない名前を使うようにしています。
例えば、本名が「青木」のスタッフが「鈴木」というワーキングネームを使っている一方で、本名が「鈴木」のスタッフもいると、結局どちらのスタッフを指しているのか分かりにくくなってしまいます。
同じ名字のスタッフを区別しやすくするためにも、店舗内で名前が重ならないようにしています。
ワーキングネームを実際に使って分かったこと
ワーキングネームには、先述のとおり本名を必要以上に公開しないことや、カスタマーハラスメントへの対応など、スタッフを守る意味があります。
ただ、実際に店舗で使うようになってそれとは別に、同じ名字のスタッフを区別しやすくなるというメリットもありました。
同じ名字のスタッフを区別しやすくなった
当時、店舗には同じ名字のスタッフが約3組いました。偶然同じ名字の人もいれば、親子で働いているため同じ名字というケースがありました。
同じ名字のスタッフが複数いると、「○○さんに伝えました」と言われても、どの○○さんなのか分からないことが多かったんです。
ワーキングネームを使い慣れてからは、名前を聞いたときに誰のことなのか判断しやすくなりました。
本名を隠すという意味だけではなく、店舗側でスタッフを区別しやすくするためでもあります。
ワーキングネームは好きな名前を使える?
ワーキングネームを使えると聞くと、「好きな名前を付けてもいいの?」と思う人もいるかもしれません。
ファミリーマートでは本名とワーキングネームを選べることは案内されていますが、公開されている情報だけでは、使用できる名前についての細かな条件までは分かりません。
何でも自由な名前にしているわけではなく、ふざけているように見える名前などは避け、仕事上の名前として違和感の少ない、一般的な名字を使うようにしています。お客様から見ても自然で、スタッフを識別するための名前として使いやすいことを基準にしています。
ワーキングネームを実際に使って感じたこと
実際に使ってみると、本名を出さずに働けるということ以外にも、いくつか気づいたことがありました。
同じ名字のスタッフを区別しやすくなった
同じ名字のスタッフが何人もいたため、ワーキングネームを分けたことで「誰のことなのか」が分かりやすくなりました。
本名のままだと
ワーキングネームを使うと

スタッフ同士はつい本名で呼んでしまう
一方、実際に使ってみて意外だったのが、スタッフ同士の呼び方です。
長く一緒に働いているスタッフは、それまで本名の名字で呼んできました。そのため、名札がワーキングネームに変わっても、忙しいときなどには反射的にこれまでの名字で呼んでしまうことがあります。
「あ、今、本名で呼んじゃった」と気づくこともあり、名札を変えるだけでなく、スタッフ同士も新しい呼び方に慣れる必要があることが分かりました。
ワーキングネームを導入すると、名札の表示だけが変わるように見えますが、実際の店舗ではスタッフ同士の呼び方も少しずつ変えていく必要があります。

まとめ
ワーキングネームとは、働いているときに使用する専用の名前です。
ファミリーマートでは本名以外の名前を仕事中に使うことができ、本名の名札が禁止されたわけではありません。
ワーキングネームには、本名を必要以上に公開せず、スタッフが安心して働きやすくする意味があります。
さらに実際の店舗で使ってみると、同じ名字のスタッフを区別しやすくなるというメリットもありました。一方で、スタッフ同士ではこれまでの本名でつい呼んでしまうなど、実際に使って初めて分かったこともあります。
ワーキングネームは、本名を必要以上に公開せずに働くための選択肢であると同時に、実際の店舗ではスタッフを区別しやすくするというメリットもある仕組みです。



